JB23納車整備その2
2015年 11月 28日
JB23では、年式/走行距離に応じて、ハブ/ナックル回りの分解を行います。それは、グリスアップ等の為ですが、ジムニーは全体的にハンドルブレが多くその原因がキングピンベアリングによる為です・・グリス切れを起こし錆等の要因でホーシング側のカラーが偏摩耗を起こし隙間が発生してガタ付きに繋がって行きます、この部分を多少シムで調整することも可能ですが、(意外と多くあるのが)ガタが止まらないから厚めのシムで調整してしまう事ですね??これは、非常に悪い事で、締めすぎてしまう事によりカラーに負担が来て破損それでホーシングが大きく削れ新しいキングピンを入れてもカラーが固定出来ずホーシングASSYで交換という事になりかねません。(今回の車両は64000Kmですがなんとなく予感がして開けてみました。(注意**リフトアップ時のハンドルジャダーとは原因が違う場合が有ります)
これはJA系型で多いのですが、ナックルシールが経年劣化で無くなり、そこから水が浸入してベアリングに錆が発生してしまい、ハンドルガタみたいな流れが多いですね。
(当社車検時にお客様にナックル回りの改善をオススメしているのですが)
その他、JB型ではクランクのオイルシールはこの位の距離ですとオイルがにじみますので交換ですね。(写真の赤い矢印の部分)
前期型JB23Wの弱い所は
*ダイレクトイグニッション(アイドリング不調もしくは湿気のある時不調)
*ベルトテンショナー(シャーシャー音が出ます)
*エキマニとタービンのボルトの緩み(エンジン音がパリパリ鳴る)
JB23も前期型ですともう17年前からの車両ですからね。生産年数が長い!!所々変わってますが基本は一緒の所が凄いですね!!
あ、そうそう年式&シャーシの状態&お客様の希望ににもよりますが、納車時シャーシブラックを吹きます。(WAKOS製)